各種予防

ノミ・ダニについて

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ノミ・ダニについて

ペットにノミがいるかどうかを考える判断材料として、痒がるか否かは関係有りません。

ノミが居て痒いのは、ノミに咬まれた事が原因ではなく、ノミの唾液が体に付着したことによる接触性アレルギーを起こしたからです。
だからノミに咬まれた場所が痒くなるのではなく、
ノミアレルギーの症状が出やすい腰の背中側や、尻尾の付け根が激しく痒くなるのです。

ノミアレルギーを発症していない状態の動物は、ノミが沢山居ても平然としていますが、
一度ノミアレルギーを発症してしまうと、完全駆除をしたとしても、
今度は直ぐに痒みや脱毛等の症状を起こし易くなります。

日常的に体毛を逆なでしながら、体表に黒い曲がったノミの糞や、
脱毛、湿疹が見つからないか、ブラシをかけた時に、フケのようなノミの卵がないかをチェックしてみましょう。
ノミの糞かどうかの判断が難しい場合は、
その黒い粒を綿花などの白い物に取り、オキシドールをかけます。
するとノミの糞であれば、糞に含まれる血液が溶血して糞の周囲に色がにじみ出てくるためにそれと分かります。

マダニを見たことが無い人は多いと思いますが、院内ではトリマーさんがマダニの寄生を見つけたり、
近所に住む犬が、大量に寄生されて来院することがあります。

マダニは、布団の下に居るような顕微鏡でしか見えないものではなく、体長が約2mmあり、肉眼でも見えるほどの大きさです。

彼らは草むらの葉の上で口器を広げて待ち構えています。
動物の通る時の振動を感じ取り、動物の体に飛び移り、皮膚の薄い頭、耳、口の周りなど吸血しやすい場所に移動して、両刃のノコギリのような嘴を動物の体に差し込んで自分の体を固定します。
吸血と同時に唾液を動物の体内に吐き出す時に怖い病気を媒介させるのです。
血を吸ったマダニは1cm程に大きく膨れ上がり、3000~4000個の卵を産むために動物の体から落ちます。
ダニはバベシアという怖い病気を媒介するので、ダニが居るような場所をワンちゃんに散歩させている場合は、
毎月のダニ予防が大切になります。


私が現在使っているノミ・ダニの駆除薬と予防薬

ノミ・ダニ予防の私の考え方

ノミ取りシャンプーは体表に居るノミには効果はありますが、
動物の環境中に居る卵や幼虫には一切効果がないので駆除予防薬の併用が必要になります。
ノミとり首輪や動物病院以外で買えるスポットは、医薬外品である場合があるので、それだと効果が弱い。
ノミ・ダニ駆除予防の医薬品は沢山の種類があるので、
動物病院でペットの環境と予算を考えて購入することをお勧めしています。